金玉山(きんぎょくざん)雙林寺(そうりんじ)は、薬師如来さまと歓喜天さまをお祀りする京都東山にある天台宗寺院です。延暦寺の直末寺でもあります。また、京都十二薬師霊場第七番札所となっており、朱印をお渡ししています。
いわゆる観光寺院ではありませんので、きれいなお庭や墨蹟など観るものはありませんし、博物館のように間近で仏像を鑑ることもできません(開帳はしています)。また、歓喜天さまは秘仏ですので、非公開にて、今後も開帳予定はありません。
そもそも雙林寺は、桓武天皇と天台宗をお開きになった伝教大師さまが平安時代に国家の平和、平安、皇室の安寧などを祈る寺院として建立された寺です。
その起源を脈々と受け継いでおり、伝教大師さま御作の薬師如来坐像(重要文化財)を通して、大いなる仏さまに祈りを捧げていただきたいと思います。本堂内での勤行は可能です。
また、日本最初祈祷道場といわれ、現在も毎月、祈願護摩を奉修しています。どなたさまもご参列いただけますので、どうぞおまいりくださり、ご自身の祈願だけではなく、他のためのお祈りをいただければと思います。
「国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。道心有るの人を名づけて国宝と為す」
道心(どうしん)とは道を修めようとする心、仏教においては仏道を究めようとする心です。この道心をもって生活することができる人が国の宝であると示されています。
例えば、自分の仕事を自己に与えられた天命と心得て、打ち込む人こそ道心の持ち主でしょう。どんな仕事でも、このような人は限りない喜びを仕事の中に見いだし、生き甲斐を仕事の中に感じることができるに違いありません。「自分という人間はいかにあるべきか」を追究し、自己の理想や目標を定め、その実現に向かって努力すること、そのような人生の道を歩む心といえるでしょう。
このような人が国中に充満すれば、国は栄え、社会は浄化され、物も心も豊かになる世界が実現します。したがって、伝教大師の御心は、一個人の完成のみならず、道心ある人々を育成し、国全体、ひいては世界中に及ぶことを願っているのです。
(一隅を照らす運動本部ホームページより引用)
≪毎月≫
●1日 午前11時より 十一面観音祈願護摩
●8日 午前11時より 薬師如来祈願護摩
●第3日曜日 午前11時より 十一面観音祈願護摩
●24日 午前10時より 地蔵堂前にて勤行
※各行事およそ15分くらい前に数珠をご持参の上、お集まり下さい。
※所要時間は、およそ1時間弱です。雙林寺特製勤行儀をお貸ししますので、修法中はお勤め(読経)をお願いします。
※地蔵堂前での勤行は、般若心経をお唱えします。
※いずれの行事も、終わってから茶菓子の接待があります。
お守り、御札の発送も承ります。
遠方などで、雙林寺にお越しになれない方は、祈祷受付のページより祈祷を受け付けさせていただきますので、お申し込みください。
願いを込めて浄書されたお写経は、天台宗一隅を照らす運動本部を通じて、「百万巻写経」として比叡山延暦寺の法華総持院東塔に奉安させていただきます。その為、納経料は1000円(1巻)となっております。
天台宗 金玉山 雙林寺
京都市東山区下河原鷲尾町527
※駐車場はありませんので、公共交通機関か、市営円山公園地下駐車場、大型観光バスは、知恩院バス駐車場をご利用ください。
●来寺について
インターネット、古文書などの情報をもとにその確認などで来寺される方がおられますが、歴史の変遷において寺の状況は変化しており、現在はその情報と一致しない場合がほとんどです。
折角、遠方からお越しいただいても無駄足になる場合もしばしばございますので、予め、メールなどにてお問い合わせくださいます様お願いします。
●東山七福神めぐりについて
かつて「福禄寿」をお祀りしておりましたが、現在、ご尊像は行方不明となっております。
したがいまして、東山七福神めぐり用の朱印も発行いたしておりません。
■天台宗 金玉山 雙林寺 〒605-0072 京都市東山区下河原鷲尾町527
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