3.眞葛が原聖天

 伝教大師最澄が創建した雙林寺は千二百年の永い歴史を持っています。日本で始めて、護摩祈祷が行われたこの寺に、御利益の王様である聖天さまがおまつりされているのは当然のことと思えます。

 

 しかし、いつこの寺に聖天さまがやってきたのかは不明です。時代が下る中、聖天信仰を持つ人々の熱意はいよいよ高まり、ついに昭和42年、関西地方最大の聖天霊場である生駒山からも聖天さまの降臨を招いたのです。

 

 生駒山宝山寺住職の中でも名僧と名高い松本實道大阿闍梨により、生駒山の正式な御分身がこの地に顕されました。以来、聖天さまの霊場としてその霊験は光り輝いております。